リユース食器

2013年09月05日 17:30

第1回目の環ッハッハからずっと続けているのが、リユース食器の取り組みです。

何故なら、お祭りで、いつも目にするごみの山は、露天で買った食べ物の入れ物が、圧倒的に多いから。

うどんやラーメンの入っていたどんぶり、使った後の割り箸、食べ物が入っていた使い捨ての皿や紙袋等々、誰かが道路に何気に捨てると、そこがすぐゴミ捨て場と化すのです。

ゴミの出ないお祭りを考えたときに、リユース食器は不可欠でした。

広島近郊でリユース食器を貸し出す業者さんは居らず、確か名古屋近辺で取り組んでおられた業者さんから借りました。運搬費用もさることながら、衛星生面に一番気を使うので、経費も結構かかったように記憶してます。(ちょうど環境省からの補助金がついたので問題は無かったのですが)

2回目以降は、百円ショップから少しずつ買い足し、給食施設からの寄贈などで徐々に充実して現在に至ってます。

物は揃えれば事足りるのですが、問題は運営方法です。

環ッハッハで青空レストランをまさに支えているのが、とっても重要なボランティア“食器洗い隊”です。

前述のようにお祭りで出るゴミの大半が使い捨て食器の使用です。

第1回環ッハッハの開催から試行錯誤を重ねて、現在のリユース食器の使用の運営方法までいきつきました。

ゴミダイエットステージと名づけられた回収所です。分別から、食器の回収はここで行われます。ゴミ分量当てクイズもここで申込ます。

ここでゴミの分別回収が行われ、リユース食器は後ろの建物内の洗い場へと運ばれます。

洗い場では、ボランティアの中学生や地域のお母さん方が一緒になって活躍してくれてます。

ここが環ッハッハを支えている、食器洗い隊の活躍の場です。

環境事業所の建物内にある洗い場で、時間割を組んで交代で食器を回収し、洗い、拭いて、各ブースに届けています。

まったくの裏方でですが、この活躍なくしてリユース食器の取り組みは不可能です。

私の知る限りでは、広島でリユース食器を使ったお祭りは、環ッハッハが初めてだったと思います。

現在では、毎年11月に開催される国際交流協力の日に、フロムグラスルーツひろしまが、リユース食器を提供してくれています。

また昨年、三原のNPO法人ちゃんくすで、環ッハッハの食器を使っていただきました。

昨年、子どもの大学祭に行ったのですが、やはり使い捨て食器が使われてました。

ゴミの回収はちゃんとされているのですが、学生さんもたくさんいるし、食堂もあるから、一番リユース食器を回すにはいい環境だと思ったのでした。この取り組みが広がることを願っています。

感謝・感謝

かめ

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